技術情報

ショットピーニングについて

  • ショットピーニングとは

    福住ピーニング工業株式会社の仕事輸送部門の環境に対する取り組み

    ショットピーニングとは、小さな球(ショット)を金属の表面に高速で衝突させ、表面硬化や圧縮力を加える事で疲労強度の増加、応力腐食割れの防止、衝撃強度などを増加させる加工で、自動車のクラッチのように金属の消耗が激しい部品などに使用されます。

  • ショットピーニングの効果一覧

    ショットピーニング処理をすることによって材料(金属)の表面が「加工硬化」し、材料に「圧縮残留応力」を与えることができる為、疲労強度・耐摩耗性・耐応力腐食割れ性・放熱性を向上します。投射剤(小さな玉)によって表面に梨地状の丸いくぼみができるので材料が疲れ強くなり、くぼみに潤滑油がたまることによって摩擦を減らすことが可能です。
    さらに経年劣化に対応する力が強まり、放熱性も高まるのでオーバーヒートを防ぐ事ができます。また、気体や液体から受ける抵抗を減らすこともできるので、様々な部品がスムーズに動くようになるところもメリットです。よって材料に圧縮残留応力の付与により疲労強度を大幅に向上させ、歯車やギヤなどの疲労や腐食を防ぎ、長寿命化が可能です。

ショット加工の特徴

サビ・汚れの除去

  1. サビ・汚れの除去 サビ・汚れの除去

    ショット加工には多方面にあたり目的、効果があります。金属の表面に着いたサビや汚れなどを落とし表面をきれいにすることができます。

バリ取り

  1. バリ取り バリ取り

    金属加工においてフライス加工やドリル加工などの切削加工や成形時の際に、金型からはみ出しによって発生する意図しない突起やトゲを取り除く仕上げ作業です。手作業だとバリの取り忘れが出てしまいがちな細溝、内径部のバリ取りの自動化を得意としていることから作業の省力化と量産性や仕上げ面を考慮すると万能な加工方法になります。

スケール除去

  1. スケール除去 スケール除去

    1,000度前後まで加熱して製造する熱間圧延鋼板などの表面を覆う黒皮(ミルスケール)又は熱処理や溶接、鍛造、熱間プレス成形などによって鋼が570度以上に加熱された際に鋼と酸素の結びつきによって表面に付着するスケール(酸化被膜)を除去する作業です。投射剤は、その切削力及び衝撃力によって表面に付着したスケール除去することにより塗装や接着の密着性の向上プラスピーニング効果による耐摩耗性及び強度向上、美観向上などの効果を付与することができます。

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